announcements interviews MOV
Channel
post small_talk

家庭にもしっかりコミットしたい。
社長からの熱烈な勧誘で入社した営業職 株式会社リベロエンジニア 多田 智 - MOVの100人インタビュー

tadasan_thumb_43_100.jpg

--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

多田智(ただ・さとし)です。2025年3月に株式会社リベロエンジニアに転職しました。

弊社は、エンジニアの派遣からスタートし、受託開発やITコンサル、ゲームエンタメ事業などを手掛けています。そんな中、スマートグラスを用いたアプリ開発の実績があったため、倉庫向けソリューションとしてサービスの立ち上げを行っています。

僕はこの会社で営業を担当する社員です。弊社ではこれまであまり専任をおかず営業活動をしてきましたが、今後、営業部門を構築していくために、スマートグラスのサービスをひとつのモデルケースとして、商品ブランドから営業リードを作っていくことを進めています。

--スマートグラスについて、もう少し詳しく教えてください。

tadasan_1_43_100.jpg

弊社が開発しているスマートグラスソリューションは、物流倉庫の作業者が使用するものです。

入庫してきた商品が正しいものであるか判別し、さらにどこに収納するかを確認することができます。

作業の効率化だけでなく、作業者の習熟度を底上げして教育時間の短縮に寄与できることが強みです。

その他、オーダーメイドの開発もできるので、通信や画面共有の機能を追加すれば、東京にいながら海外の倉庫の管理指示を出すこともできたりします。

スマートグラスそのものは海外メーカーのものを用いて、弊社開発のソフトウェアを組み込む方式です。軽いもの、丈夫なもの、ヘルメットと同時に着用できるものなど、現場のニーズに合わせた本体を選ぶこともできます。

--どのようなご経歴ですか?

tadasan_2_43_100.jpg

最初は出身地の兵庫県神戸市で、印刷会社に勤めていました。

2014年に東京で事業所を開設するため、単身上京してきました。当時その拠点をMOVに置いていて、リベロエンジニアの創業者である金子さんともそこで知り合いました。

その後、金子さんも僕もそれぞれのMOVを離れて活動しつつも、情報交換をしていました。それは定期的なものでもなく、なんとなく。仕事のつながりでもなく、友人とも少し違った仲間のような関係なんだと思います。

転機が訪れたのは昨年で、印刷会社を退職して学校法人へ転職しました。

新卒から19年にわたって印刷物や文房具といったものづくりに携わってきた反動からか、一度、無形のものにきちんとかかわってみたいという考えがありました。職を変えることはそう何度も訪れる機会ではないと思いましたし、40代前半での転職活動は簡単なものではないとの評判でしたので、どうせ苦労するなら挑戦してみたいなという気持ちでした。

2024年9月に入職し、転職の経緯や新しい職場のことを、金子さんにも伝えたところ、予想外の反応がありました。

「ものづくりが好きで、ずっと製造業にいるのだと思っていた。無形商材での挑戦?それならうちでもできるよ」と言うのです。

冗談だと思っていたら、しばらくして「腹は決まったか」と。そこで初めて彼が本気なんだと気が付きました。改めて、新しい職場でのやりがい、面白さを伝えました。それでも全く引く気配がないので、少しづつ話を繰り返して転職を考えていきました。リベロエンジニアに入社したのは、それから数か月経った2025年3月です。

--短い期間だった転職先はどうでしたか?

人材育成カリキュラムといった形のないものを取り扱うことは、新しい気づきが多くありました。想像していた苦労はあまりなく、その代わりに予想もしていなかったことで躓いたりと。諸先輩方に助けていただきながら、楽しくやりがいをもって取り組めていたと思います。

ただ、働き方に柔軟性を持たせにくいのは難点でした。家事や子育ての面で妻の負担が増えたこと、子どもと過ごす時間が減ってしまったことが、想像よりも苦しかった。

そういった働き方を体験できたのは、結果として良い経験ではあったと思います。ただ、当時は苦しい気持ちも少なからず感じていましたね。

その点、リベロエンジニアでは、一部在宅勤務やフレックスタイムを活用して、自分自身で仕事とプライベートを両立させられるように努めています。

--働き方について、もう少し考えを聞かせてください。

tadasan_3_43_100.jpg

毎日通勤して朝9時から夕方6時まで勤務するというような働き方では、子育ての上で無理があると感じることが多かったです。

9時に出社するためには8時ごろに電車に乗る。そうすると7時30分くらいには子どもを保育園に送っている。また、帰りは6時の定時で退勤したとしても迎えに行けるのは7時ごろ。子どもを連れて帰宅すると7時30分ごろ。こういった生活が毎日続くと子育てをこなすことに一生懸命になってしまう。

さらに少しでも残業しようものなら、妻と調整して対応しなければいけない。これは僕にとってはやりたい仕事にも集中しづらい環境です。ほんの1~2時間かもしれませんが、通勤がないだけで子どもや家庭を意識することが楽になります。

子育て中でない人も、通勤が少し減れば、空いた時間を使って遊びや仕事に間接的につながることもできたりしませんか?

対面コミュニケーションは大事です。フルリモートまでは求めていません。工場勤務や対面販売といった、出社せざるを得ない人もいらっしゃいますが、そうでないなら在宅か出社かの二者択一ではなくそれぞれの良いとこどりすることが僕の理想です。

そうやって個人のパフォーマンスを高めていくことが結果として企業の強さにつながるのではないでしょうか。

--関西と関東を経験して、住む場所についてどう感じますか?

出身の神戸のことは今も好きです。関西の中でも兵庫県が好きです。大体のものは手に入るし、住みやすいと思います。いろんなものが大きすぎず小さすぎず。ちょうどよいサイズ感だと思っています。

一方、今住んでいる地域は子育てにとても良い町といえると思います。子育て世代の割合も高く、子どもの数が多いです。子どもの通う小学校では1学年7クラスもあることに驚きました。

スーパーやドラッグストアといった生活に必要なものが充実していて、住宅が多い静かな地域です。それでいて渋谷まで電車で30分かからないのも便利で気に入っています。

ただ、この先ずっとこの町に住むのかというのは、考えることもありますね。

--趣味は何ですか?

tadasan_4_43_100.jpg

こちらはMOVをご利用いただいていた際にご参加いただいたMOV市での一コマ。

趣味と胸を張って言えるようなものはなく、いろいろなことを幅広く楽しんでいるのだと思います。

2人の子どもたちと遊ぶことも好きですし、子どもの友だち家族と一緒に大きな公園に行ったりもします。パパ同士の飲み会に参加したり、子どもから拡がっていく世界も楽しいですね。

あとは音楽、読書、文房具。

音楽は演奏する人も好きですが、それを支える側にも興味があって、学生時代はライブハウスでアルバイトしながら技術面について聞いたりしていました。

読書といってもそんなに読むわけではなく、ただ活字が好きです。スマホで電子書籍や新聞を読むことにも慣れてきました。

文房具では万年筆で字を書くことにこだわりがあります。気に入ったペンを用途に合わせて使い分けたりしていますよ。

MOVの100人インタビューに挑戦中! ↓↓↓