announcements interviews MOV
Channel
post small_talk

ハンバーガーから為替に興味。夢は大学でのファンド運用
世界に挑む! 青木 亮平 - MOVの100人インタビュー

aokisan_thumb_26_100.jpg

--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

青木亮平(あおき・りょうへい)です。いわゆる運用会社(投資信託会社)に勤めています。銀行や証券会社で販売する投資信託の設定・運用や、年金原資の運用などを担っている会社です。

金融関係だけに、勤務に関する制約は比較的多いほうです。MOVのようなコワーキングスペースで仕事をするのも禁止されているので、自分の勉強をするためだけに利用しています。

--ご経歴を教えてください。

1988年生まれで、徳島県の出身です。

物心がついたときは、マクドナルドのハンバーガーは1個100円あれば買えるものでした。最初のうちはお小遣いで友達とマクドナルドに行けたのに、ある時から急に値上げされて、子どものお小遣いでは気軽に行けなくなってしまいました。

身近にあるものが急に高くなるのはなぜなのか、なぜ製造コストが上がるのか。そんな疑問がきっかけで、為替に興味を持ったのです。

その気持ちを持ち続け、大学卒業時も本当は金融業界に行きたい気持ちがありました。しかし、金融業界の狭き門をくぐり抜けることができず、新卒ではIT系の企業に就職しました。

エンジニアとPMO(プロジェクトマネジメント支援部門)を経験した後、念願の金融業界に就職し、その後は何社か転職を経ながらも、ずっと金融関係の企業にいます。

今は、運用会社の中でIT系の経験を活かし、業務効率化のためのプログラムやツールの作成にも関わっていますよ。

--金融業界で働く目線から見て、為替の面白さはどこにありますか?

aokisan_1_26_100.jpg

為替の動きを先読みするのは難しく、業界内でも正反対の予測が出ていることがあります。何が正しいかは分からず、運用という側面から言えば、賭けの側面もありますね。

私自身は、その読めなさが、やはり面白いと感じています。ハンバーガーの値段が上がったときと同じように、特定の大統領の発言やウクライナに関する情勢の変化のような突発的な出来事で急に動くところです。

また、そんな風に突発的に動き、不確実だからこそ、その動きが一時的なものなのか長期的なものなのかを見極め、戦略を考えるのはとても楽しいです。

為替はある程度、国の力を示しているので、その国が今、売りか買いかというところを考えます。同じ円高と括られる現象でも、評価が同じとは限りません。国の力がこれから強まるのであれば良い円高ですが、外的な要因によって相対的に高くなっていたり、円安を回避するため無理に動かしたりするのであれば、良くない円高です。

--顧客から信用される投資委託先の特徴は何ですか?

aokisan_2_26_100.jpg

求められた数字を出せていることです。

依頼する人によって、リターンさえ出ていればどんなリターンでも良いという方もいれば、平均で何%のリターンを出してほしいという方もいます。

あまり大きすぎない動きの中で、求められた範囲を外れないように調整することができていれば、信用されますね。

--投資のプロは、日々の値動きに対して冷静でいられるものですか?

人によります。私自身は運用そのものを行う担当ではないのですが、担当部門を見ていると、意外と一喜一憂する人も、けっこういますね。

一方で、「未来のことをいくら予測しても確実ではないから、じたばたしても仕方がない」と達観している人もいます。性格が出るところかもしれません。

いずれにしても投資先は毎日変えているわけではなく、幅を持った期間で見るものです。今日明日の細かな上がり下がりはあまり気にせず、自然体で運用できるというのが、成功する上で重要な姿勢ではあると思います。

--趣味は何ですか?

旅行です。最近では、2025年2月に秋田の温泉に、2024年12月には福島県いわき市に行きました。

年に1回か2回くらい、気が向いたときに、何も計画せずにふらっと行く旅が好きですね。

海外でも「この国に行きたいな」ということだけ決めて、何も調べたりせずに行きます。予約が3日前のこともありますよ。

--今後、挑戦したいことは何ですか?

2026年に仕事を辞めて大学院に行きたいと思っています。シンガポールの大学に「Master of Science in Asset & Wealth Management」のコースがあって、資産の具体的な運用の仕方を専門的に勉強できるのです。

「この資産の割合で、これぐらいのリターンを出すとして、今市況がこうなっているのであれば、どういう試算が良いか」というようなことを1年間学んで、修士号を取得できます。

そして卒業後、大学の研究費・奨学金用ファンドの運用をしたいと考えています。

大学2回生のときにリーマンショックが起き、身近に学費が理由で退学した人たちがいました。お金のあるなしで大学を続けられるかどうか、研究ができるかどうかが左右されるのは良くないと思います。

だから、大学の資金を運用して、奨学金や研究費を出せるようにしたいのです。

具体的に金融機関側で運用を行うのか、大学側で運用を決めるのか、日本なのか海外なのかは、まだ決めていません。でも、将来的には、金融機関か大学のどちらかに所属して、運用に関わりたいと思っています。

--MOVはどのように利用していますか?

aokisan_3_26_100.jpg

使い始めたのは2019年11月です。通勤の途中で寄ることができる場所で、カフェのようにうるさくなく、長時間いられる場所を探していて見つけました。

ふらっと入って来られる雰囲気も良いですし、スタッフさんに気さくな方も多くて、けっこう気に入っています。BGMやコーヒーがあることも魅力です。

利用は平日の夜と土日です、落ち着くので土日でも朝から夜まで来たくなりますね。もはや生活の一部になっています。自分を飛躍させるための場所として、有効活用したいです。

--MOVで交流が生まれるにはどうしたら良いと思いますか?

私は会社員で勉強をしに来ているだけというのもあって、スタッフさん以外とお話することはほとんどありません。

30人くらいの大きなシェアハウスに住んでいたことがあって、日常ではあまり交流はありませんでした。住人同士でバーベキュー大会やクリスマスパーティをして、初めてつながりが生まれていましたね。

MOVでも、ただそこにいるだけで交流がないのは当然のことだと思います。交流が生まれるにはやはり、シェアハウスでのバーベキューのような、自然な流れがあれば良いと思います。

MOVの100人インタビューに挑戦中! ↓↓↓