announcements interviews MOV
Channel
post small_talk

理論と実践で切り拓く
スポーツサングラスの成長戦略「TORINOX」創業 近藤 彰吾 - MOVの100人インタビュー

kondosan_thumb_17_100.jpg

--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

近藤彰吾(こんどう・しょうご)です。スポーツサングラス「TORINOX」のブランド運営をメインの仕事としています。並行して、マーケティング支援も手がけています。

新卒で広告代理店に入社した後、BtoCスタートアップで4年ほどCOOを経験させていただきました。マーケティングの現場はいろいろと経験が積めたと思っています。

両方の事業を行う株式会社Crevalueは、今4期目を迎えています。サングラスの事業が徐々に広がってきたこともあって、今は主にブランド運営に注力している状況です。

--立ち上げの経緯についておしえてください。

自社プロダクトの販売事業を始めたきっかけは、他の会社さんの取り組みを見ていて「こんなアプローチもあるかな」と思うことが多かったからでもあります。

同時に、これまでのマーケティングの経験から「こういう売り方だと届くんじゃないか」と感じることができるのも、自分の持ち味だなと気づきました。

--商材としてサングラスを選んだのはなぜですか?

kondosan_2_17_100.jpg

ブランドを始めるなら、他とは違う特色をはっきり持ちたいと考えました。初期投資にはある程度力を入れて、その分参入障壁の高い分野を選ぶことが重要だと考えたんです。

ちょうど知り合いがサングラスの調達について特別なルートを持っていたので、それを活かして独自の仕入れ方法も実現できたんです。

そもそも数千万円という初期投資をかけてサングラスづくりに挑む方はなかなかいらっしゃらないでしょうし、もし挑戦されても同じような収益の仕組みを作るのはなかなか難しいかもしれません。そこが私たちの強みになっていると思います。

ブランドのコンセプトとしては、スポーツをする時の機能性と品質はしっかり確保しながら、日常でも取り入れていただけるようなデザイン性も大切にしています。

レンズは国産のものを使っていますが、フレームは中国製を採用しています。

--マーケティングについて、ご自身の強みはなんですか?

マーケティングは基本、「今お客さんのお財布からどこにお金が使われていて、それをどうやって自社に向けてもらうか」という視点が大切だと思うんです。

「今どこにお金が使われているか」というのは、実際にどんな商品やサービスが競合になっているかを見極めることです。まだ世の中にないニーズを掘り起こすのは本当に難しいと思います。

また、「どうやって自社に向けてもらうか」という戦略を考える時には、競合分析はもちろん大事ですが、経営者がどんな想いを持っているかも大きく影響すると思います。明確に言葉にされていなくても、どこかしらでお客様には経営者の考え方が伝わっていると思うからです。

サングラスブランドもそうですが、私は何かを始めると、一から十まで自分で取り組みたくなるタイプです。その気質が、先に述べた視点を分析する上で、最大の強みであると思っています。

私も愛読しているのですが、これからマーケティングを学ばれる方には、大前研一さんの『企業参謀 戦略的思考とはなにか』がおすすめです。経営に必要な考え方の基本は、あの本に詰まっているんじゃないかと思います。

--今後の事業展開について教えてください。

kondosan_3_17_100.jpg

「TORINOX」の事業に力を注いでいきたいと考えています。

フェーズとしては、これまでしてきた投資の回収ステージに入っていく時期かなと思っています。まずは融資をしっかりとお返ししていきたいですね。

その先には、10億、20億という規模の収益を生み出せる事業に育てていけたらいいなと思っています。

--プライベートではどんなことに興味がありますか?

kondosan_1_17_100.jpg

筋トレを10年ほど続けていて、それに加えて2025年1月からはゴルフにも挑戦し始めました。

今、2人の子どもがいて、もうすぐ新しい家族も増える予定なので、子どもたちの寝かしつけやお風呂のような家族との時間も大切にしています。ジムに行けるのは週に2回くらいで、朝の仕事前か、夜に帰宅して子どもたちが寝た後の深夜に行くことが多いですね。

仕事中でも筋トレできるように、MOV内にある自社ルームにダンベルも揃えました。そこで30分ほど体を動かしたりもします。夕方にやると気分転換にもなって良いんですよ。

--ゴルフの魅力はどのような点ですか?

ゴルフは本当にまだ始めたばかりで、クラブでボールをきちんと打てないことも多いのですが、それでも不思議と楽しくてすっかりハマっています。ほぼ毎朝、出勤前に通り道にある練習場で少し打っています。

プレーを細かい要素に分解して分析して、作戦を立てて実践し、データで振り返るというゴルフのサイクルが、経営やマーケティングにも通じるところがあって面白いなと感じています。

練習は全部動画を撮って記録していますし、そのデータを基にAIに練習メニューを組んでもらったり、練習後のデータをまたAIに送ったりする試みもしています。

今の目標は80台のスコアに少しでも早く到達することです。

--MOVはどのように利用されていますか?

以前利用していたシェアオフィスがクローズすることになり、2025年1月に仲間たちと一緒にMOVに移ってきました。最初は3か月ほど試してから考えようと思っていたのですが、居心地が良かったのでそのまま続けることにしました。

私は新しい出会いが好きで、人と話すことにあまり壁を感じないタイプです。以前、営業の仕事で多くの方とお話しする機会があったこともあり、興味を持った方には自分から声をかけさせていただくことがあります。

サングラスのモデルさんも、よく行くハンバーガーショップで働いている方に「お願いできますか?」と声をかけたりしますし、MOVでも気になる方がいれば自然にお話することがあります。

日常の中での出会いが心地よく、純粋な関心から生まれる自分らしいコミュニケーションを大切にしています。

MOVの100人インタビューに挑戦中! ↓↓↓