人の可能性を活かし、世の中にWell-Beingの輪を広げていく
株式会社プラススイッチ 田村 俊太郎 - MOVの100人インタビュー

--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

株式会社プラススイッチの田村俊太郎（たむら・しゅんたろう）と申します。私たちは「Well-Beingの輪を広げていく」というビジョンのもと、マーケティング支援を行っている会社です。

主にtoC領域で事業を展開する企業様に対し、月額制のマーケティング支援を提供しています。スタートアップから上場企業まで幅広くご支援しており、GREEN SPOON様などもその一例です。

--これまでのキャリアについて教えてください。

2014年、新卒でサイバーエージェントに入社し、グループ会社である株式会社シロクにて2022年まで勤務しました。

シロクは、「N organic」や「FAS」などの化粧品ブランドを展開する企業で、私はエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後長らくマーケティングを担当し、最終的には財務責任者としてファイナンス全般を見ていました。内定者の頃から仕事を始めたので、9年半ほど働いていたことになります。

そして2022年に独立し、toC企業を対象にしたマーケティング支援会社プラススイッチを立ち上げました。現在、正社員6名、業務委託を含めるとおよそ70名のチームで活動しています。

--独立しようと思ったきっかけは何だったのですか？

サイバーエージェント及びシロクは本当に素晴らしい会社で、もともとは定年まで働くつもりでいました。シロクでは、エンジニア・マーケター・事業責任者・子会社創業・財務責任者と、様々な役割を経験させていただき、多くの学びと成長の機会に恵まれました。

そんな中、自分の人生のテーマとして「Well-Beingの輪を広げていく」という想いが芽生えました。

人の可能性を引き出し、Well-Beingを大切にする働き方を実現しながら、社会にもポジティブな影響を与える。そうしたビジョンを実現するには、自分自身で会社を立ち上げることが最適だと感じたのです。

--どのような事業内容ですか？

弊社が得意とするのは、運用型広告を中心としたデジタルマーケティングの支援です。GoogleやMetaなどの広告運用を主軸に、特にEC領域におけるグロースをご支援しています。EC市場は年々拡大しており、消費財や食品などを扱う企業にとっても、非常に大きなチャンスがある領域です。

私たちは、単に広告を運用するだけではなく、クライアント企業と深く向き合い、本質的な成果を出すことにこだわっています。一般的な広告代理店では、出稿金額の一定割合（たとえば20％）を手数料としていただくモデルが多いですが、弊社では「月額制」の料金体系を採用することで事業主との利益相反が起こりにくい構造にこだわっています。

また、担当者1人あたりが受け持つご支援社数にも上限を設けており、最大3社までとしています。一社一社にしっかりと向き合い、まるで"半常駐"のようなかたちで深く関わるスタイルを大切にしているからです。社数を増やすことよりも「ご縁のある企業にしっかりと価値を届ける」ことを何より大切にしています。

--今後はどのような活動をしていきますか？

私たちは、「Well-Beingの輪を広げていく」というビジョンを掲げています。これは、働く仲間一人ひとりが心身ともに健やかであること、そして関わるお客様にも本質的な価値を届けることを意味しています。

少し言葉を変えると「自己実現の砂場作り」をしたいと思っています。メンバーが自分のやりたいことに挑戦できる環境をつくり、その挑戦が社会にとっても意味のある価値として広がっていく。そんな循環を生み出したいと思っています。

現在展開しているマーケティング支援事業は、ありがたいことに順調に成長していますので、今後も引き続き伸ばしていきたいと考えています。また、それと並行して新規の自社事業立ち上げにも取り組んでおり、こちらもこれから大きく育てていきたい事業の一つです。

--ご趣味は何ですか？

Well-Beingな会社を経営していることもあり、心身の健康寿命を長くするためにも「食事・睡眠・運動」に対する意識が高まっています。

運動に関しては、学生の頃から好きだったフットサルやテニスを休日によくしています。最近はボルダリングやジムに行ったり、スカッシュをするなど身体を動かす時間を作るようにしています。

食事や睡眠に関しては、健康でいられるように様々な文献などを見ては実践するようにしています。AIの進化が凄まじく、情報の取捨選択をしながらもインプットが捗る便利な時代だなと感じています。

--MOVにはいつ頃から来ていますか？

MOVにはおよそ1年前に来ました。MOVに来たのは、今後組織を拡大していく上でアクセスの良い拠点が欲しかったからです。

リモートで稼働するメンバーも多く、日々オフラインで集まる人数は限られていますが、定期的にオフラインで集まることも大切にしているので、1番大きなミーティングスペースを予約し皆で集まるイベントを実施したりもしています。

--MOVで人との交流はありますか？

顔を見かけて軽く会釈する方は何人かいらっしゃいますが、受付の方を除くとあまり会話をする機会は多くありません。もちろん話したくないわけではなく、きっかけがあれば自然と会話も生まれると思うのですが、なかなかそうした機会が少ないのが正直なところです。

それでも、MOVはとても居心地が良い場所だと感じています。受付の皆さんはいつもフレンドリーで親切ですし、荷物も預かっていただけるので本当に助かっています。

施設も清潔感があり、天井が高くて開放感があるので、空間としての魅力も大きいですね。そして何より、渋谷ヒカリエという抜群の立地にありながら、コスト面でも非常に良心的だと感じています。

オープンスペースは5名以下（MTGルームはそれ以上も可）という制約があるので、少人数で事業を運営しているスタートアップや小規模チームにとって、ちょうどいいサイズ感だと思います。

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