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ヘアメイクで世界へ。2拠点生活の中で効果的にMOVを利用
潮 良子 - MOVの100人インタビュー

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--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

潮良子(うしお・りょうこ)です。メインはヘアメイクアップアーティストで、その傍らSNSマーケティングの仕事もしています。

ヘアメイクの方は事務所に所属していて、GISELe、Oggi、Sweetなどのファッション誌の仕事が多いです。

SNSマーケティングでは、ヘアカラーやシャンプーなどを扱う数社を対象に、SNSコンテンツの制作や、インフルエンサー起用の企画・実施業務を行っています。

--SNS活用と売上の関係はやはり今も強いですか?

商材にもよりますが、SNSの場合、レビューを調べるなどいったん別のページに離脱してから購入に至ることが多いです。直接的な購買のカウントが難しく、明確には言えません。ただ、クライアントさんのアンケートではSNSを見て購入したという声が上がっていると聞くので、一定の効果はあるようです。

LINEやメールマガジンのような、あらかじめ購買意欲があって登録するメディアのほうが、リンクから直接購入する頻度は高いですね。効果を高めるために、インスタグラムのようなSNSと、LINEやメールマガジンを組み合わせて展開することもあります。

--なぜ今のお仕事をするようになったのですか?

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ヘアメイクアップアーティストにはずっとなりたかったんです。親は大学に行って就職しなさいという考えだったので、大学に行きながら美容系専門学校にも並行して通い、夢を叶えました。

ただ、ヘアメイクの仕事はどうしてもムラがあって、今月は売上100万円、来月はゼロということも普通です。やはり安定も欲しいので、ヘアメイクとかかわりのある業界のSNSマーケティングを下支えにしています。

今でも私の中ではメインはヘアメイクですし、ヘアメイクでもっと上を目指したいと思っていますよ。

--プライベートについて教えてください。

夫が海外に赴任していて、2拠点生活をしています。年に3回くらい、1、2か月ほど海外に行き、外せない仕事の依頼があれば帰国する形です。

最近、夫が1月から赴任したロンドンで、知り合いからDJを習い始めました。流れている曲の強弱を変えたり、次の曲に効果的につないだりする、という理屈は分かりましたが、まだ数回しか触れていませんし、実際に行うのは難しいです。

いつか、カフェやMOVのような場所の片隅で気づかれずにひっそりいるような、「チル系」のDJの活動をしてみたいですね。

--なぜ2拠点生活を選んだのですか?

夫が日本で就職をして、しばらくは夫婦で日本にいるつもりだったのです。

夫がロンドンの仕事を決めて来たときは、ヘアメイクの事務所に所属して1年ほど経ち、やっと軌道に乗って来たところでした。

せっかく仕事の打診が来るようになってきたのをすべて捨ててロンドンについて行くことには踏み切れず、今の形になっています。

--2拠点生活の大変さはどのようなところですか?

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最も大変なのは仕事面です。

ロンドンは日本人好きの人が多いですが、ヘアメイクアップアーティストとしての起用であれば日本人である必要もないので、現地で競争に勝つ大変さを感じます。一方で日本の仕事はせっかく打診があっても海外滞在中だと引き受けられないこともあり、もどかしい思いです。

SNSマーケティングの仕事も、1、2か月も継続して海外からリモートで、時差があるため活動時間も違っているというのは、嫌がるクライアントさんも多いですよね。

--海外に行って良いと感じることは何ですか?

ファッショントレンドが早い段階で来ることですね。日本は海外のトレンドをブラッシュアップさせるのが得意です。一方ロンドンでは、粗削りだけれど最新のデザインに出会えます。

古着も日本とは違い、ロンドンではボロボロのものも当たり前である一方、「攻めた」アイテムや組み合わせもたくさんあり、宝探し、アイディア探しです。

--今後、やりたいことは何ですか?

ヘアメイクアップアーティストとしての大きな夢の1つが雑誌で使われることで、それはすでに叶ってしまいました。今は、VOGUEのような海外の雑誌を目指しています。

いずれ拠点はロンドンに移行すると思うのですが、仕事面では同じ海外でも、台湾や中国に日本人のヘアメイクアップアーティストが少なく、狙い目と感じています。実際、台湾に行って現地のフォトグラファーとつながりを作り、仕事のオファーを得られました。

ただ、このために始めた中国語がなかなか上達せず、難しさを感じています。英語と日本語、関西弁と標準語を切り替えるときのような「接点」を見つけられていない感覚です。

--台湾ではどうやって新しいつながりを得ましたか?

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日本の顔が広い知人に台湾に行くことを伝え、業界の人を紹介してもらいました。また、インスタグラムから現地のフォトグラファーに「日本の事務所に所属しているヘアメイクアップアーティストがそちらに行くので、撮影をしないか」と自ら連絡も取りました。

業界ではプロ同士の場合、お互いの料金を相殺して無償で技術を提供し合うことがあります。その慣習を利用して撮影日程を組み、親交を深めてきた形です。

そのときはそれだけで仕事につながる営業ができたとは思っていませんでしたが、後日、オファーをもらうことができたのです。

--MOVはどのように利用していますか?

ヘアメイクの撮影がない日の午後に、週2、3回来ています。SNSマーケティングのクライアントさんと費用折半で利用しているので主にはその仕事ですが、他のクライアントさんの仕事もしていますよ。

今は、海外にいる期間が長いので都度払いでの利用です。日本に長期でいることが決まっていれば月額プランにすることもあって、最もプラン変更が多い利用者だと思います。利用方法の事例として、面白いかもしれませんね。

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