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ハワイに移住したい公認会計士・税理士。監査・相続税・補助金の相談可能 山井 雅嗣 - MOVの100人インタビュー

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--まずは簡単な自己紹介をお願いします。

山井雅嗣(やまい・まさし)と申します。

公認会計士と税理士の資格を持っていて、デロイトトーマツで5年半ほど経験を積んだ後、2019年に独立しました。中小の監査法人が受注した業務の委託を受けたり、個人での顧客の監査をしたり、コンサルティングをしたりで、2~3か月を1ターンとしてスポットでチームに入ることを繰り返す働き方です。

渋谷に住んでいるのでMOVは以前からおしゃれだなと思っていて、独立して半年くらいで金銭的な余裕が出て来たときに入りました。

オンラインの業務が多いものの、世の中に開示されてはいけない情報を扱うことも多く、情報セキュリティには気を遣っています。

--なぜ公認会計士の道に進んだのですか?

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大学は青山学院大学です。私は2010年卒業なので、就職活動がちょうどリーマン・ショックが起きた直後くらい。

1つ上の先輩まではどこでも就職できたのに、私の代で急に厳しくなりました。

買い手市場で自己を偽って、少しでも良く見せるような就活をしている中で、今後、景気や会社の都合に人生の主導権を取られるのは嫌だと思ったんです。

経済学部出身の自分にとってある程度高い目標であり、かつ景気に左右されることなく人生の主導権を握れるものと考えて、公認会計士の勉強を始めました。

--多数の企業を見てきて、成功と失敗が分かれる点はどこですか?

自分で立ち上げた会社の場合は、経営者がお金について厳密なタイプであるかどうかにかかわらず、倒産にまで至ることは少ないですね。

これが2代目社長であったり、立ち上げ後に参入した社長であったりして、かつ、あまり厳密に公私を区別しないタイプだと、良くない方向に向かいます。

公私混同しやすい人は、自分でリスクを負って汗水垂らして積み重ねてきたものでないと、重要さが分からずどんどん使ってしまうようです。

お金に対するスタンスは、経営者と話したり、帳簿を見たりすればすぐ分かりますし、経理担当者と話をしてみることでも分かります。

それに、経営者の考え方は、会社のステージに応じ、常に数字に表れるものですよ。

--ご趣味は何ですか?

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バイクです。今は東京の自宅に中型の街乗り用を1台、栃木の実家に大型のツーリング用を1台置いています。

ツーリングは1人で行くこともあれば、気の合う仲間と連れ立って行くこともあり、出張のついでに出先でバイクを借りて走ることもあります。風を感じ、いろいろなところに行って景色を見て、最高にリフレッシュできますよ。

実家に置いているバイクは、西ドイツがあったときに製造されたBMWです。

福島市で売りに出されて、雪の中を取りに行き、実家まで3時間かけて乗って帰ったのが良い思い出です。

ヨーロッパでは昔のバイクをカスタムするのが流行っていると聞いて、私も後でカスタムしようと思って買いましたが、結局できていません。自分ではできないので、業者に頼まなくてはいけないのです。

--これまで行った場所で良かったのはどこですか?

コロナ後にホノルルマラソンに誘われたのがきっかけで、ハワイにハマりました。

マラソン自体は、国内ではからきしです。ホノルルマラソンは時間制限がないので途中から歩くこともできますし、コースがとても良いのです。

ハワイの気候もカラッとしていて好きですね。マラソンだけではなくて、ハワイでもバイクを借りて、東海岸をずっと走るのです。

ハワイが本当に好きになって、ここ数年はマラソンがてら、ほぼ毎年行っています。当面は年1回、理想は年2回くらい行きたい。いつかは住めたら良いですね。ハワイに行くためのお金のことを考えると、仕事にも精が出ます。

--今後どのような活動をしますか?

公認会計士と税理士の2つの資格を保有しつつも、これまでは公認会計士・監査の方をメインにやってきました。

今後は税務の方も注力したいと考えていて、特に相続税関係を検討中です。所得税や法人税とはまた違った難しさのある分野で、東京でも需要はあると思っています。

それをしながら、やはりハワイ移住は考えていきたいです。今、グリーンカード抽選プログラムにも応募はしていますよ。

もし当たれば行きたいです。ただ、仕事をどうするかはやはり課題になります。今の業務の半分はリモートでもできる内容ですが、残りをどうするか。

私たち専門職が使うツールが電子ソフトになっても、お客様が電子化していないと結局、紙の資料を郵送で受け取ってPDF化していたりします。ビジネス環境自体が変わらなければ、既存業務の完全リモート化は難しいかもしれませんね。

--公認会計士や税理士はよくAIに代替されると言われますが、実際どう思いますか?

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業務の形は変わってくると思います。

たとえば税務申告までを1つの業務とすると、相談業務、会計記帳、申告の3つのフェーズに分けられます。

このうち相談業務と会計記帳はAIでかなり代替できると思いますね。これまでの、会計事務所で多くの人を雇って記帳事務を行うというような事業は衰退していくでしょう。

でも、それで税理士が要らなくなるわけではありません。申告業務は関連する資料があちこちに散らばっていて判断が難しいことが多いので、まだ今のAIの精度では代替まではできないでしょうね。

将来的にカバーできたとしても、今度はAIの出力が合っているかどうか、専門的なコントロール・管理を行う人が必要になります。

「AIにとって代わられる」というよりも、「レビューができる新しい形の公認会計士・税理士が必要になる」というほうが適切ではないでしょうか。

--MOVではどんな人とつながりたいですか?

実は今、レジデンスよりもスタッフとのつながりが大きいです。MOVのスタッフは副業OKなので、記事作成のような仕事や、ちょっとした雑用を依頼していますよ。

また、今MOVと私の事務所の共同で、「ねこのてヘルプデスク」で補助金申請支援の事業をしています。

3000円払うと私とMOVスタッフと三者面談で、補助金が取れるかどうかなどのセッションを受けられます。その後、実際に補助金を取るとなれば、私の業務として申請を行うのです。

私は家では仕事をしないので、土日も含め大体MOVで仕事をしています。今後レジデンスの方ともつながるとすれば、仕事で相談できる人、趣味が近い人、同じステージで仕事をしている人でしょうか。それと、ハワイに詳しい人もですね。

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