長編映画『どうしようもない10人』初号試写に行ってきました。− MOVしごとば探訪 #008

お邪魔したのは、MOVスタッフのアミ（むかって左）とMOVスタッフのマキ（むかって右）。中央が本作を手がけた監督で、MOVメンバーの北川博康さん。

"どうしようもない10人"が繰り広げる、ダブルミリオンダラーを巡る壮絶な駆け引き──長編映画『どうしようもない10人』の初号試写会に参加してきました。

この映画は、CMやMV、映画やドラマなど、国内外の幅広いジャンルで映像制作を手がけてきた北川博康さんの初の長編監督作品。日常の中の感情をユーモアと疾走感で描く作風で、本作でもその持ち味が存分に発揮されています。

タイトル通り、登場人物はどこか"どうしようもない"10人の男女。彼らがあるモノによって得た莫大な大金を巡って衝突と駆け引きを繰り広げるという、笑いと皮肉、そして人間味に満ちたアクションコメディです。

公開日は未定ですが、劇場公開を目指して準備中とのこと。今後の動向にも注目したい一本です。北川さんの想いや映画制作の背景については、こちらのMOV100人インタビューでも詳しく紹介されています。あわせてどうぞ。

初号試写会（しょごうししゃかい）...とは、映画の編集・音響・色調整など、すべての作業が完了した"完成版"を、制作者側が最初に確認するための試写会。MOVで制作を見守ってきたスタッフもご招待いただきました！写真はMOVで開催した応援上映会での一コマ。

試写会の舞台は東映撮影所

試写会の会場となったのは、東京・大泉にある東映東京撮影所。特撮やドラマの撮影でも知られる老舗の現場です。今回は、その敷地内にある東映デジタルセンターで上映が行われました。

受付で入場パスを受け取り、建物内へ。ロビーでは、MOVスタッフ マキの元部下という方とばったり再会！なんとその方は、作中の"どうしようもない10人"のひとりとして出演しているとのことで、ここでもまた作品とのご縁を感じました。

嬉しいご縁ですね。

緊張感のある監督の表情と、うれしいサプライズ

受付には北川監督の姿も。いつもは明るくエネルギッシュな方ですが、この日は少し緊張モード？ 初号を迎える責任と期待がひしひしと伝わってきました。

来場者には、象徴的なシーンを切り取ったポストカードにラーメン（！）を添えてプレゼントという予想外のサプライズも！こうしたちょっとした心配りが嬉しいですよね。現場の温かさを感じます。

なぜラーメンかって？その疑問は映画をご覧いただけたらわかります。

予想外の空間と、引き込まれる物語

上映会場は、てっきりパイプ椅子が並んだ簡易的なスペースかと思っていたら、驚くほど本格的なシアター仕様。広々とした空間にふかふかのシート、程よく落ちる照明......映画への集中力が一気に高まります。

手ブレ失礼します 汗！

上映が始まると、ダブルミリオンダラーを巡る10人の"どうしようもなさ"が次々と暴かれ、笑いや驚きとともに物語に引き込まれていきました。どこか欠けた人物たちの行動や選択のなかに、人間らしさや希望が滲んでくる構成は見事。ラストには、心がふっと温かくなるような余韻が残ります。北川監督、てんさい！

上映後には出演者との記念撮影も

上映後には、出演者の皆さんと記念撮影の時間も。スクリーンの中で活躍していた方たちが目の前に現れるというのは、何とも不思議で贅沢な体験でした。

劇場公開が楽しみな、心に残る一本

『どうしようもない10人』公式トレイラー　Youtubeより

『どうしようもない10人』は、軽快なテンポの中に、どこか切実な感情や可笑しみが漂う作品。"どうしようもない"からこそ、人間らしく、愛おしい。そんな人物たちが描かれています。

現在は、監督や制作チームが、Instagram @studioevalacres / X @studioevalacres / Youtube @thehopeless10 にて制作の裏話や撮影中のこぼれ話、キャストとの面白エピソードなども積極的に発信中。作品の世界観をもっと深く楽しめる内容になっています。

気になってきた皆さんは、ぜひSNSをフォローして、作品の歩みを一緒に見守ってください。劇場で多くの人に届いてほしい、魅力あふれる映画です。

MOVでも引き続き、北川監督と『どうしようもない10人』を応援していきます！


MOVしごとば探訪とは...多彩なMOVのメンバーさんの働いているところにお邪魔して、お仕事ぶりを拝見したりときには体験させてもらったりする企画です。