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MOVしごとば探訪 #002
潜入レポート「YOKOTA-CON」にいってきました!
映画産業出身という共通のバックボーンをもつ二人、アメリカ人のショーン・マックフィリップスさんと、日本人の西口典子(にしぐちのりこ)さんとが共同で立ち上げたTOKYO DIRECT(トーキョーダイレクト)。日本のポップカルチャーを世界に発信することをミッションに、二人の感性を融合させたオリジナルのキャラクターやストーリーを企画開発。日本のデザインセンスは世界にどう響くのか、世界で歓迎されるエンタメとは何かを追求しています。

YOKOTA-Con(ヨコタコン)とは...
横田米軍基地で開催されるコミコンのこと。コミコンとは、アニメやコミックにテクノロジーまでついてくる、世界最大級のポップカルチャーのお祭りとされており、発祥はアメリカで始まったのは1970年と古く、以来、世界各地で開催地の名前を冠した〇〇コミコンというのが広まっているそうです。では日本ではどれくらい盛り上がってるかというと、東京コミコン2019に俳優のジュード・ロウが来日しちゃうくらいなんだそう。すごい。軍関係者のご家族や、基地内でお仕事されている人々がメインで日本人はほんのちょっとでした
今回が初開催であるYOKOTA-Conのメインターゲットは、横田基地で生活したり働くひとたち。多くがアメリカ人です。日本にいながら海外市場のマーケティングができる。ということで、TOKYO DIRECTさんたちも、しっかり本来の発信活動ができるというわけですね。では会場内へ。話題性とSNSの流れを融合!
映える巨大オブジェ
遠くに見えるあれはもしかして...
会場でひときわ目を引いたのが、こちら!!!日本ではもちろん、欧米でもファンの多い『進撃の巨人』の巨大顔バルーン!大英博物館でも展示された話題の巨大バルーンは、YOKOTA-Conでも撮影スポットになっていました。同行staffゆきちゃんと比べるとこれくらい。実物大だそうですが、そもそも実物ってなんだ?笑
自撮り下手か。
アーティストの筆致を生で見られる!
ライブペインティング
細密な画風が特徴的なacky brightさん。
TOKYO DIRECTさんのメインコンテンツは、それぞれにユニークな作風のアーティストがずらり並んだ、ライブペインティングのブース。巨大壁画マンガライブペインティングという新しいジャンルで海外からも注目されている内田慎之介(Shinnosuke Uchida)さんをはじめ、acky bright(アッキー・ブライト)さん、A.YAMI(アヤミ)さんら5名が一堂に会し、黙々と作品を描きあげてました。読者ではなくオーディエンスになれる!内田さんの壁画漫画はインパクト大!
サイバーでポップな女の子を描くA.YAMIさん。「この写真からもわかるように、じっくり時間をかけて見学してくれる方がたくさんいて、感動しました。」- 西口さん
crimson15(クリムゾン15)さんの作品と見入るゆきちゃん。「こういう顔になるよね」だそう。のめり込んじゃうってことかな。
興奮をそのままに!持ち帰れるアート
ヴォイス・アクターでもあるTOKYO DIRECTのショーンさん、いい声での接客はどうだったでしょうか?
ライブペインティングを披露していたアーティストの作品を、T-シャツなどのオリジナルグッズに展開しているTOKYO DIRECTさんのブース。パフォーマンスと持って帰れるアート作品の相互作用はいかに?日本が世界に誇るコンテンツといえば!GODZILLA -ゴジラ-
どの時代のゴジラが好きですか?ファン垂涎の歴代フィギュア。
普段はネットでしか購入できないという、貴重なゴジラ・ストアのブース。フィギュアやTシャツ、ステーショナリーなどが並んでいました。こちらはゴジラブースにいらした西口さんは向かって一番右の方です。「バッドマン!」っておっしゃってます。
バッドマン。
会場が湧き立つ!
メインステージのパフォーマンス
トークショー中のメインステージ。と見切れる本気のジェダイ。
トークショーやコスプレ大会など、さまざまなプログラムが終日おこなわれていたメインステージ。来場した時は、墨絵の独特のタッチを活かした世界観で知られる茂本ヒデキチさんのライブドローイングが行われるタイミングでした。ワールドカップのパブリックビューイングのポスターや、名だたるアーティストとのコラボレーションワークなど。多方面で活躍されています!(ズームなので画像粗め)
なので観客も盛況!
そのほか、楽しかったブースあれこれ
目があったら寄ってきたR2-D2。うしろの女の子と同じくらいびっくりしました(リモコン操作らしい恥)。
そのほかの楽しかったコンテンツをざっくり紹介します。シルクスクリーン・プリントが体験できるSUPER THREE SILKSCREEN FACTORYブース。プリントアーティストの星野宗一郎さんが貞子。恐
タイムトルーパー親子越しのフォトブース。好きな背景で合成写真を撮ってもらえる。無料!

撮影スタッフさんに褒められた「ゴジラと食べられた人」という作品。このプリントがもらえます。
スニーカーにペイントしてくれるっぽいが、話しかけられない雰囲気が。笑。 あとで調べたらMAKOTO CUSTOMSというYouTubeのチャンネルありました。
会場の喧騒を感じさせないほどの集中っぷり。
コミコンのテクノロジーの部分を体感できるゲームコーナー。ゲームコーナーにはエリアを区別する演出が。
すっかり市民権を得た感のあるVRゲーム。シューティングやボクシング(?)に興じる子どもたちにまじって列をなす大人も。
とにかくコスプレが本気。巨大なチューバッカ。これも実物大か?
タイムトルーパーはいろんな種類がいらっしゃいました。
イェティ?(疎くてすみません..)
某夢の国のスペースマウンテンみたいなエントランス!別空間にいくんだな、感。
こんなサイバーな感じの映え写真も撮れます。吸い込まれていく風のMOVスタッフゆきちゃん。
実はハラペコすぎて、何気なく、でも最優先で探していたフードコーナー。会場の外にありました。アメリカといえばこれだよね!のハンバーガーは水1本とセットで500円。パテとチーズとバンズのみの、これでもかというくらいシンプルなハンバーガー。あたたかくて想像以上に美味しかった。
「こんなに大きい」といいたかったのに想像の3倍小さかった 笑。これなら5個はいける。
揚げたオレオ。え、オレオって揚げるものなの?
ゆきちゃんの思い出の店、ニコラ(イタリアンだけど)。色合いがカリフォルニアぽい。よね。
では最後に、西口さんにいただいた一言をどうぞ。各国で行われるコミコンは、10万人以上がくるというスーパーイベントです。横田基地で初のコミコンを共同プロデュースする、という話を聞いたときはなんと無謀な?!と思いました。ある意味、本場より行きづらいかもしれないカリフォルニア(基地内はカリフォルニア州だそう)ですが、次回開催は、誰でも入場可能なイベントになるそうです。来年をお楽しみに!
でも、どこでも最初の一歩は小さく始まってるんですよね。元祖サインディエゴ・コミコンは初年度の動員は300人です。それが徐々に広がって世界中の人たちを魅了するイベントの代名詞になりました。
今回のイベントでは、講談社様「進撃の巨人」、東宝様「ゴジラ・ストア」と国内トップ企業にご賛同をいただくことができたり、東京2020オリンピックのアスリートイラストを描きおろした茂本ヒデキチさんにご出演いただいたりと、TOKYO DIRECTプロデュースのミッションを果たすことができてホッとしています。
来年度も開催予定だそうなので、ぜひ皆さんのお力もお借りして、大きく育つイベントになると良いなと思っています。