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日本屈指のエンジェル投資家が本気(音)で回答!
#高野秀敏とつながりたい −−モヴ百景 其の九景

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エンジェルとして名高いヒューマンキャピタリストである高野秀敏氏が、スタートアップたちから事前に集取した質問に本気で回答!

エンジェル投資家が思わず支援したくなる人のポイントや、逆にこれはちょっとないなと思う人の特徴などなど、業界を牽引してきた高野さんの本音が聞けちゃいます。

モデレーターは、スタートアップも投資家も経験しているというユニークな経歴を持つパラレル起業家の千田弘和氏。高野さんと同じ東北出身で高野さんの大学の後輩でもあり、偶然MOVで出会うという、ものすごくレアなご縁で繋がった千田さんとのやりとりが絶妙です。知った気になってしまう用語のプチ解説もつけました。

#高野秀敏と繋がりたいと思っていた方、必見!!です。モヴ百景* 其の九景のはじまりです。(*この記事は2020年2月22日に開催された同名トークショーからの書き起こしです。)

自己紹介から

千田さん
千田さん

事前に質問を集めてまして、それに高野さんに素敵に答えてもらう企画です。みんな知ってる高野さんでございますけど、簡単に紹介させていただきますね。

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高橋 秀成|Hidenari Takahashi

新卒で株式会社インテリジェンスへ入社。その後、株式会社キープレイヤーズを設立し、人材エージェントとして、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内、シリコンバレー、バングラデシュで実行。1万名の方のキャリアカウンセリングと面談対策。マネージャーとして、キャリアコンサルタントチームを運営・教育。人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。学校や学生団体での講演回数100回以上。現在はヒューマンキャピタリスト、YouTuberとしても活躍中。
千田さん
千田さん

YouTuberなんですよね?

高野さん
高野さん

YouTube?やってますよ。もうね、大変大変。笑

千田さん
千田さん

フォローしている方いますか?まだの人はいますぐフォローしてください。

高野さん
高野さん

ありがとうございます。これもうすごい大変なんで。フォローしていただけるとめちゃめちゃ嬉しいです。ボランティアだと思っていただいて。社会活動です。

千田さん
千田さん

で、申し遅れましたけど、なんとなくモデレーターをしながら高野さんに質問をしていく、千田弘和と申します。細かい説明ははぶきますけれど。笑

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千田 弘和|Hirokazu Chida

大学卒業後はシステムインテグレーターにて大規模業務システムの開発に従事。2010年に起業し、オーガニック八百屋「三茶ファーム」や、農業ビジネススクールを運営。2013年に株式会社WILBYを設立。Webマガジン「SAKIDORI」を立ち上げ、月間1,000万PVのメディアに育てる。2017年に同社の全株式を株式会社ビックカメラへ売却。現在は結婚式のWeb招待状サービス「Weddingday」を運営する株式会社canonicaなど複数企業の経営を行う傍ら、自身の経験をもとにエンジェル投資も行っている。
高野さん
高野さん

千田さん、めっちゃすごい方なんですよ。

千田さん
千田さん

いえ、すごくはないですけど。笑

高野さん
高野さん

すごいレアなんですけど、大学もいっしょで。2度とこんな人に出会わないんじゃないかなと思う。青森県出身ですよね?どうして青森県出身の方が、インターネットビジネスをやって...

千田さん
千田さん

ちょっと!それはおおいに失礼な!笑

高野さん
高野さん

そうですね。

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漫画動画の回があったりバラエティ豊か!YouTuber高野秀敏さんのチャンネルはこちら!『高野秀敏のベンチャー転職ch

エンジェル投資家になるには?

千田さん
千田さん

まず最初。どうやってエンジェル投資家になったのか教えてください。 ...って、そんな簡単になれないですよね?笑

高野さん
高野さん

これはわりとシンプルで、頼まれてお金を振り込んだらエンジェル投資家になれます。笑

千田さん
千田さん

なんか明日からできそうですね!

高野さん
高野さん

みなさんご存知の通り、お金は貸したらだいたい返ってこないですよね。これを貸すんじゃなくて、株を買ったらエンジェル投資家ですよね。すごいシンプルです。

千田さん
千田さん

なるほど・・・納得できるようなできないような。笑 一番最初の大きな「これがエンジェル投資だな」みたいなのは、どんな団体だったんですか?

高野さん
高野さん

この12月(2019年)に上場したメドレーだったんですけど。これ2009年。2009年ってリーマンショックがあって、あの頃はVC(ベンチャーキャピタル)も投資をしない、エンジェルという言葉もたぶんなかった。株式を立ち上げるには、商法上3人の取締役が必要な時期だったのではないか、と記憶してるんですよ。

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現在は社外取締役として名を連ねている株式会社メドレー オフィシャルWEBサイトより

高野さん
高野さん

なので、会社作るときに役員になって、一緒になんかやりましょう!みたいな。だから正式な意味ではエンジェルじゃないかもしれないです。

千田さん
千田さん

でも、ものすごく先をいってたってことですよね。

高野さん
高野さん

ものすごくかっていわれたら、違うかもしれないですけど。初期の頃は(エンジェルというのは)なかったですからね。いま考えてみると画期的だったのかもしれないです。当時は、強く頼んでいただいたし、瀧口さん(メドレー代表取締役)がすごくオーラがありその前から知っている方でしたので。いまみたいなエンジェルが沢山いるという時代が来ることは、あんまり想像してなかったです。

千田さん
千田さん

エンジェル投資家っていつから有名になったんですかね?道が開けていったというか。

高野さん
高野さん

ここ数年じゃないですか?わたしインテリジェンス(現パーソルキャリア)出身なんですけど、新卒のときに役員だった島田さんが、たぶん、エンジェル投資家としては日本ではもっともイノベーター的な方なんじゃないかと思いますね。当時からウェブマネーとか上場していたので。

千田さん
千田さん

高野さんがエンジェル投資家になったのはいつですか?エンジェル投資家って調べると、だいたい高野さんが出てくるじゃないですか。

高野さん
高野さん

たしかに"高野秀敏"ってエゴサーチすると、投資家クラスタになってますよね。

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もっと高野さんのキャリアを知りたい方はこちら!キープレイヤーズ高野秀敏 解体新書 キープレイヤーズオフィシャルWEBサイトより

千田さん
千田さん

そういわれることに関してはどうですか?

高野さん
高野さん

うーーーーん。どうですかね。ありがたい話だなって受けとめてはいますし、とてもよかったと思うんですけど。結局、人よりちょっとうまくいった理由は何か?っていうと、人がやってないことをやっていたからなんですよ。

千田さん
千田さん

うんうん。

高野さん
高野さん

なので、わりと近年始めた人からは「なんで当たるんですか?」とすごい聞かれるんですけど。それはある種、競争関係がなかったからなんですよね。ブルーオーシャンだったのかも。戦略的にエンジェルをやったわけではないので、結果そうだっただけという認識です。

✍用語解説✍

  • エンジェル投資家 ☞ 創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のこと(Wikipediaより)
  • VC ベンチャーキャピタル ☞ ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社(Wikipediaより)

支援後のエンジェル活動って?

千田さん
千田さん

ではつぎ!エンジェル投資した企業にはどのくらいの頻度で、どんなサポートをされているんですか?

高野さん
高野さん

まあ、そうですね。特に決まってないというのが大前提で。

基本的に困ったことがあったら、なんでもいってください、と。こういう時代なので、だいたいFacebookメッセンジャーでやりとりしてるというのが実情ではあります。そんな中で多い相談は3つのR(HR・IR・PR)みたいな話

千田さん
千田さん

うんうん。

高野さん
高野さん

HRは人材系の話ですよね。みんな悩んでいるので。そういう採用系の話ですとか。

IRは「未上場なんですけど」っていうファイナンスの話です。お金が足りないときに、個人の方からかなりの金額を集めるんですけど、そういったファイナンスに関すること。

PRは広報活動。自分が得意なのがTwitter、Facebook、NewsPicksですね。各種SNSを通じて、支援先のサブ投資をしてます。

あともう一個セールス的なところ。一応この仕事を20年ぐらいやっているので。法人とかの窓口を開けていったりとか。そういうことをやってるって感じでしょうかね。

高野さんのTwitterはこちら。更新は毎日。

千田さん
千田さん

人脈が半端ないですよね。何社ぐらい投資してるんですか?

高野さん
高野さん

50社以上はあるんですけど、イグジットした会社もあるんで。入れ替わりは多少あるかな。

千田さん
千田さん

投資先に訪問したりとかもするんですか?

高野さん
高野さん

そういうのは特別やってないです。これはエンジェルとVCの違いになると思うんですけど。VCはLPに定期的に情報をフィードバックしないといけないんですけど。エンジェルは、出資するのはわたしで報告する人もいないので。笑

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2019年のMOV市企画「モヴーの虎」。お二人はエンジェルとして参戦

千田さん
千田さん

相談をうければ答えるけど、ってことなんですね。

高野さん
高野さん

そうですね~。正直いうと何にもしてない会社っていうのも、もちろんありますよね。

千田さん
千田さん

何もしてない会社の方が多いですか?

高野さん
高野さん

巻き込み力の高い社長だと、頻繁に連絡がきますけど。自走できれば投資家っていうのは何にもいわないですから。起業する方の状況によってくるかなって感じです。

千田さん
千田さん

高野さんの気分次第ってことですね。

高野さん
高野さん

そうですね。笑

✍用語解説✍

  • HR ヒューマンリソース ☞ 人間を、労働力ではなく、会社が持つ資源であるとする考え方(コトバンクより)
  • IR インベスター・リレーションズ ☞ 企業が投資家や株主に対して、経営状況や財務状況などの情報を発信すること(Wikipediaより)
  • PR パブリック・リレーションズ ☞ 広報活動
  • イグジット ☞ ベンチャービジネスなどにおいて創業者やVCが株式を売却し利益を手にすること(グロービズ経営大学院より)
  • LP リミテッド・パートナー ☞ 出資者のこと

エンジェルを巻き込む起業家とは?

千田さん
千田さん

どんどんいきましょう。投資するかどうかは「社長の巻き込み力」だということですが、どうやって巻き込み力の有無を判断していますか?

高野さん
高野さん

話したらなんとなくわかるというか、話してわからなかったら、わかんない。笑

千田さん
千田さん

それぜんぜんヒントにならない回答ですけど。笑 どんな感じで話すんですか?最初きたとき?

高野さん
高野さん

あって話したことがある人はわかると思うんですけど、結果を出されてるクラウドワークスの吉田さんとか、話すとやっぱり普通の人じゃないと気づくと思うんですよ。1時間もいらない、瞬間的にわかるというか。面接も、30分面接して29分目に内定だそうって思った人ってあんまりいない。そういう意味じゃ、大きくできる社長は話したらわかる。話さなくてもわかるぐらいのパワーがないと、ちょっときつい気はします。

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「超プロダクトドリブンの会社だったら話は違うと思うけど、それも本来はあんまり成功しないです。」だからすごいといわれていた千田さんは、自身が立ち上げたWEBメディア事業の全株式を売却。

千田さん
千田さん

でもエンジニアさんとかでも、トークはあんまりできなくても技術面がいいみたいな場合はあるじゃないですか。そういうパターンはどうですか?

高野さん
高野さん

営業的な観点でなくても、話したらわかりますよね。なんていうか、その事業にコミットしてる人が3人とかだとIPOできない。通常は30人ぐらい必要なので、30人をある程度巻き込んでいけるってそれなりの人ですよね。

千田さん
千田さん

30人ぐらいまとめられる人じゃないとむずかしいと。

✍用語解説✍

  • プロダクトドリブン ☞ 営業が強いとかではなく、商品やサービスそのものが良くて伸びてる会社のこと(千田さんより)
  • IPO ☞ 上場して株式が一般の投資家に公開されること

エンジェルとベンチャーキャピタルの違いとは

千田さん
千田さん

VCから資金調達するのとエンジェル投資家から資金調達するのは、起業家にとってどのような違いがあると感じますか?いい質問ですね。VCとエンジェルの違い。

高野さん
高野さん

VCは、もう絶対にお金を増やさないといけないので。基本的には、VCのファンドの償還期限って10年ぐらいだと思うんですけど、10年で2倍にならなかったら、あんまりうまくいった資金運用とはいえない。増やせなかった場合、かなりの確率で次のファンドは組成できない。こういう意味で非常にシビアな戦いを強いられるんですね。

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真剣に聞き入る#高野秀敏と繋がりたい みなさん。

高野さん
高野さん

たとえば、100億円のファンドに対して年間の報酬は2%〜高ければ3%ぐらい。100億が200億に増えたら、差分の100億のうちの2割、20億を手にいれるっていうビジネス。それで結果がでなければ2度とファンドレイジングできません。それをプロフェッショナルとしてやっているのがVCです。なので、起業家の方にも頻繁にアポを取るんですね。

昔だったら100億円のファンドってかなり大規模なベンチャーファンドですけど、いまや、100億なんて規模はぜんぜん大きくないんですよね。

千田さん
千田さん

たしかにそうですね。

高野さん
高野さん

でも100億集めたら、メルカリ級のビジネスを生み出さないと回収できない。2、3億を調達して10倍に増えて20億30億になったって、300億400億は返せないですから。そうするとNEXTメルカリを探さないといけない。だからいまのVCの人たちは、その意味では大変だと思いますね。

千田さん
千田さん

うんうん。

高野さん
高野さん

で、エンジェルの場合、少なくともわたしに関しては、基本的には頼まれたら検討するスタイルなので。そこが全然違いますね。極論、お金はもちろん増えれば増えるほど、また投資できるので嬉しいんですけど。

エンジェル的にはNEXTメルカリにならなくてもいいので、社長が頑張ってくれて、出した額より増やしていただく。それがないと社長もおもしろくないだろうしね。そこが自由にできるのが、エンジェルのいいところっていうか、VCとの違いかなと思います。

✍用語解説✍

  • ファンド ☞ 複数の投資家から集めた資金を用いて投資を行いそのリターンを分配する仕組み(Wikipediaより)
  • ファンドレイジング ☞ (主にNPOなどが)活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称(Wikipediaより)

ベンチャー企業の定義とは

千田さん
千田さん

高野さんの考えるベンチャー企業の定義があれば教えてください。ベンチャーだったりスタートアップだったり、いろんな定義があると思うんですけど。

高野さん
高野さん

ベンチャーの定義。認識としては、成長することをあくなく遂行してるというか、社長がどんどん会社を成長させようとしている会社はベンチャーだと思ってますね。5人ぐらいでよくやってる会社もいっぱいあるんで、それはオーナー企業とか中小企業といってて。

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「どうして働くのかって、おもしろいからでしょうね。」挑戦心や行動力にあふれる高野さんの祖父は保護司、父は地元仙台への貢献度から叙勲を受賞されたという御仁!ルーツですね。

高野さん
高野さん

スタートアップとベンチャー企業の違いは何かっていうと、これはわたしなりの解釈なんですけど、スタートアップは基本はVCから調達をして、イグジットをねらっている。そうじゃなかった場合は売却だ、と。それをスタートアップとよんでいます。

千田さん
千田さん

ちょっと話がそれるんですけど、高野さんが投資をする際は、イグジットってどこまで求めるんですか?基本的にイグジットしないと、お金は戻ってこないわけじゃないですか。

高野さん
高野さん

そうですね。そういう意味では強く求めてこなかったですね。もっとシビアにしてくれといわれればできるんですけど、結局そこは社長次第かなと思っていて。厳しくやってくれっていわれれば、どんどん金貸しみたいにやっていきますけどね。KPIいってないじゃん!みたいな。

千田さん
千田さん

笑笑笑

✍用語解説✍

  • KPI ☞ 業績の現状をみたり、今後の方針を決めるもととなる重要業績評価指標

起業家のここをみてます

千田さん
千田さん

ではこれ、起業家の最初のプレゼンを聞くとき、これは必ず聞いておけという項目があればお聞きしたいです。

高野さん
高野さん

わたしはその方のプロフィールが知りたいんですけど、起業家のピッチイベントで話されることはほぼないので、プロフィールをしっかりみてますね。

千田さん
千田さん

事業内容うんぬんじゃなくて?

高野さん
高野さん

プレゼン聞いても、5分10分ぐらいだとあんまり意味ないんですよ。申し訳ないんですけど、とくに相手が若い方だと、ビジネスモデルを死ぬほど見てきたので、HRなど自分がわかってる領域にはついつい質問しちゃうんです。「そっちには行かないほうがいいよ」とか。だってやったことあるし。でも、そういうディスカッション自体あんまり意味がないかなって最近思ってて。

千田さん
千田さん

その人のパーソナリティというか、そういうところのほうが重要?

高野さん
高野さん

執念深く、ぜったい成功するまでやりつづけそうか、ってところですよね。ベテランの場合はサラリーマン時代にめちゃめちゃ結果を出してるか。そこはシンプルに。

千田さん
千田さん

逆にこういう人たちだと成功しないなっていうのは?

高野さん
高野さん

その人がその会社内で「もうこの人はめちゃくちゃすごい」っていわれてるかどうか。いわれない人が成功することはたぶんないので。ピンとこなかった人に投資しちゃったことがあるんですけど、自分の勘を信じたほうがいいかと。

千田さん
千田さん

うんうん。

高野さん
高野さん

サラリーマンでできたからどうなのか?という人もいますけど、僕はサラリーマン最高だと思ってるので。笑 課長・島耕作みたいな人とかぜったい投資したほうがいいと思いますよ。すごいピンチになったときに必ず女の人が助けてくれる。あれはすごいですよね。

千田さん
千田さん

笑笑笑

高野さん
高野さん

まあ会社的には冷や飯食わされたこともあるけど、仕事だけはできるよねっていう人がやっぱりいいですよね。

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魅力的なパーソナリティで「モヴーの虎」に参戦したすべての虎を巻き込んだのは?詳細はこちら

ここに注意!海外企業案件

千田さん
千田さん

海外の企業と取引をする際、気をつけるべきことがあれば教えてください。高野さんも海外の企業を支援されたりしてますけど。

高野さん
高野さん

そうですね。わたしより詳しい人が多いですけど、基本的には、日本以上に騙される可能性が高いということを、当たり前のように考えるってことでしょうね。向こうから営業される話はほとんどだめ。

千田さん
千田さん

あーーー。

高野さん
高野さん

営業されるってことは、だいたい理由がある。まずい方の。なので基本は信頼できる人を間に通さないと、突発的ないい出会いっていうのはあまりないんじゃないかな。

千田さん
千田さん

具体的にやばかった事例とかありますか?

高野さん
高野さん

日本でも多いですけどね。その国の王族がやってる系ですよね。あとは、有名な社名がちょっと入ってる。有名な社名っぽい会社ですよね。日本でもありますよね、もどきというか。本物っぽい社名に本物じゃないのがはいってるみたいな。ぜんぜん実態は関係なくて、社名をよせてるだけ

千田さん
千田さん

社名をよせてる会社には気をつけろ?笑

高野さん
高野さん

そうですね。あとはいまだとFacebookとかを、あんまり使いこなせてないよねって時点で、正直厳しいと思います。

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「好きな女性のタイプ?得意なジャンルではないですね」といいつつも、"自立している人"だそう。

これからはフリーランス?それともベンチャー企業?

千田さん
千田さん

では最後です。フリーランスといわれる方とベンチャー企業の関係性は今後どうなっていくと思いますか?

高野さん
高野さん

わたしの勝手な意見でいうと、フリーランスのほうが伸びると思う。わたしもフリーランス的な生き方なので、これはベンチャーやスタートアップのカンファレンスではいわないことですけど。フリーランスのほうが強いんじゃないですか。時代にあっていてどんどん拡大するのではないでしょうか

千田さん
千田さん

なぜですかね?

高野さん
高野さん

スマホがあってパソコンがあってシェアオフィスがある。人を雇える余裕がなくても、デバイスとかツールの進化によって、一人ひとりがより個人で働けるようになった。社会保険料とかも、ちょっと前に比べて11%ぐらい上がってて、日本の経済状況を考えると、これからもどんどん上がっていく。そうすると、一人ひとりが会社か個人事業主になったほうが、基本的に手取りが増えるはずなので。雇用する側も、よりフレキシブルな方がいいっていう割合が増えますし、働く側は手取りが増えた方がいい。これ自体は不可逆なんですよね。

千田さん
千田さん

メンバーがほぼほぼフリーランスっていう組織が増えていて、すごくやりやすくある一方で、僕らはこういうイグジットを目指しているよっていうスタートアップにコミットしてもらえるかどうかって、結構悩ましいところなのかなと思ってて。

高野さん
高野さん

そうですね。そういうところは、宗教的にやっていかないといけないかなと思っていて。そうなると社員化しかないですし、ご存知の通り経理とか内製化しないと上場したときごまかせない。未上場でいいんだったら、CFO的にいえば経理は不要で、会計事務所とかにアウトソーシングできるので、そこはいろいろですよね。

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会社の平均寿命が23.5歳といういま、終身雇用なんてありえない!逃れられないこの流れをフリーランスで生き抜くためのヒントとは?心配な方はこちらをどうぞ。

高野さん
高野さん

何度も上場を経験させていただいた中で、上場したあとの取引のしやすさや新卒採用のしやすさはものすごく感じてるので。まあ、フリーランスが伸びるといういい方はしましたけど、だからといって上場を目指す人が減るとはまったく思ってないですね。

千田さん
千田さん

なるほど。

高野さん
高野さん

昨日発表がありましたが(2020年2月22日)日本取引所グループの方針が、プライム、スタンダード、グロースに市場再編されると。いまでいう東証一部の会社さんが時価総額100億を割っていくと、入れ替わるらしくて。わたしがもってる会社も100億ない会社が結構ありまして、ウッてなってるんですけど。適切な価格でよい方向に向かうのはいいと思うんですよ。スタートする人が益々増えるかなとは思います。

✍用語解説✍

  • 用語プライム / スタンダード / グロース ☞ むずかしかったのでこちらのニュースソースをどうぞ「やさしい株のはじめ方

これからは倒産とかネガティブなことがどんどん続く厳しい時代になると予測している高野さん。逆に、投資先のない資金は起業家を待っているので、起業する方は有利な立場になるのではないかといいます。

「起業できなかったら転職して、IPOする経験をちゃんと積んだ上で、30代半ばぐらいで起業して成功するということをもっと内製していきたい。今日起業してもいいんですけど、経験を積むことを軽視したくないというか。僕はサラリーマンをめちゃめちゃ真剣にやって、良かったと思ってるので。」

様々な条件が重なって、リモートワークも増え、ますます自分を律することが求められる時代。必要な時期に正しい場所に身を置き、経験と情熱を持って前へ進んで行きたいですね。


トークショーの全容はこちらで視聴いただけます。あわせてどうぞ!




モヴ百景とは...いろんな職種・人種が集まるコワーキングスペースMOVで、ついつい聞き入ってしまった誰かの話を、MOVらしさ=景勝地といって紹介するコーナーです。もちろん、ご本人のご了承を得て記事にしています。