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『Food for Working 』vol.1 "間食・おやつ"について考える

食にこだわる男、MOVスタッフの元気です。自分は食べるものを意識的に選んでいるけど、みんなはどうだろう?こうして一緒に働く場で"食と仕事の関係"について話してみたい。そこではじめた Food for Working。みんなで実際に食べながら語り合うコミュニティです。

第1回のテーマは、間食・おやつ。ということで、みんなで食べるおやつを提供してくれた3つのフードメーカーさんはこちら。共通点は、身体にやさしい商品であること、です。

・数多くのオーガニック食品を販売している【BROWN SUGAR 1ST】
・北欧No.1シェアを誇るフルーツ100%スムージー【froosh】
・北海道ニセコでエナジーバーやグラノーラを作る【BIOLIFE LAB】

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▲左から、BIOLIFE LABの中島愛(なかじま・めぐみ)さん、frooshの近藤悠子(こんどう・ゆうこ)さん、Brown Sugar 1stの松浦裕香里(まつうら・ゆかり)さん



今回は、試食会後に行ったインスピレーショントークの様子をお届けします。トークにはco-ba shibuyaの吉田めぐみさんもお呼びして、それぞれの視点で"食と仕事の関係"について話してもらいました。

Brown Sugar 1st  広報・松浦裕香里さん

"オーガニック"であることを大事にするワケ


わたしたちは、わが子に食べさせたいかどうかを基準にしています。実際に子どもたちに食べてもらい、「おいしい」と言ってもらえたら商品にする。また、子どもたちの未来がより豊かなものになるように、オーガニックという選択肢をとっています。


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(BROWN SUGAR 1ST オンラインストアより)




まず、いつもの"食"を1つ変えてみる


皆さんが食べるものを、すべてオーガニックに変えることは難しいと思います。特に日本は、オーガニックの普及率が先進国の中でもとても低い。

まずは一つだけ、オーガニックを変えてもらえたらなと思います。例えば、トーストに塗るバターをココナッツオイルにしてみる。小さなことだけど、大きな一歩です。


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口にするもの一つ替えると、身体の調子と気持ちにも変化が出て、食べることがハッピーなことになります。

まず一つ替えてみて、自分のモチベーションや身体の調子が上がったら、徐々に範囲を広げてみる。そうなると、とてもいいなと思います。よければ、小さな習慣、お菓子から"食"を替えてみませんか?


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▲公式サイトで日常にオーガニックを取り入れるヒントが紹介中(BROWN SUGAR 1ST公式サイトより)


BROWN SUGAR 1ST.の取り組み
「食べ物を棄てない日本計画」

食品業界の「1/3ルール」によって、まだ食べられるにもかかわらず、商品を廃棄しなくてはならない現状を打破するフードロス削減プロエジェクト。多くのオーガニック食品メーカーを巻き込み、社会的なムーブメントとなっている。 http://bs1stonline.com/news/2616/




フルーシュ株式会社 日本法人担当・近藤悠子さん

Fruit on mission "援助ではなく取引を"


実は、frooshに使われている果物はオーガニックではありません。
私たちは援助ではなく取引をという哲学のもと活動していて、スムージーに使うフルーツを発展途上国から輸入することで、持続可能なビジネスを提供しています。有害な農薬は使いませんが、無農薬など厳しいハードルを設けてしまうと、トラブルや災害があったときに、彼らが大きな損害を被ってしまうんです。


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(提供:フルーシュ株式会社)




その代わり、ボトルリングする時点で添加物を一切入れません。砂糖と水も入れずに、フルーツをまるごとクラッシュ。酵素や食物繊維がしっかり残った、栄養いっぱいのドリンクになってます。


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(提供:フルーシュ株式会社)




間食は、人をポジティブな気持ちにさせる


frooshはラベルにメッセージが書いてあるんです。くすっと笑っちゃうものから、世の中に対してアグレッシブなものまで。飲んだ人にユーモアやパワーを与えられる存在になれたらいいなと思って。


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わたしは、間食が大好き。オフィスに何かつまめるものがあると、心に余裕ができませんか?特に食べているときにリッチ感やプレミア感があるものを選ぶと、口にした後に、よし仕事がんばろうって、より思えるんじゃないかな。


社会問題に取り組むフルーツ100%スムージー
「froosh(フルーシュ)」

北欧No.1のシェアを誇るスムージー。原料の50%以上を世界各地の開発途上国の契約農園より調達することで、原料調達を通じて途上国の豊かな生活に貢献したいと考えている。MOVスペース内でも常設の冷蔵庫で販売中。 http://www.froosh.jp




BIOLIFE LAB 中島愛さん

自分の体に合う "食" を選ぶ


わたしが山登りで使いたい、納得できる補給食がなかったこと、が始まりなんです。

どうして納得できなかったのかっていうと、美味しくない上に、身体に合わなかったから。エナジーバーという概念自体が海外からきているので、味や消化のしやすさが、日本人に合わないものが多いんだと思います。


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(instagramBIOLIFE LAB@biolife_labより)




自分の体に合ったものを食べるが一番大切だと思っています。だから、自分で作ろうと思って。それが"URUBAR"です。




アウトドアとオフィスワークって、実は感覚が似ている


オフィスで働くことと、自然の中で身体を動かすことは、意外と近いところにあると思ってるんです。でも、働く人は普段から"食"を意識する瞬間が少ないのかも。


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(instagramBIOLIFE LAB@biolife_labより)




山に一旦入ると、自分が持てる食料だけで何日か過ごさなきゃいけない。嫌でも自分の食べるものについて考えるんです。

運動中に、もう少しコンディションを上げたいときがあります。それはオフィスでも同じ。コンディションを上げて、長く、疲れずに集中して働きたいときがあるはず。


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たかが食べものかもしれないけど、されど食べもの。食べたもので、思考や身体のリズムが変わります。食が与える変化を、自分の働き方に生かしてもらえたらいいな。


ナチュラルエナジーバー
「URUBAR(ウルバー)」

北海道・ニセコで、ひとつひとつ手作りされているナチュラルエナジーバー。焼かないことで、他のエナジーバーにはない柔らかな食感を実現。 商品の着想はアウトドアからだが、オフィスワーカーにも食べてほしいと、MOVの受付前でも販売中。




co-ba吉田めぐみさん

コミュニケーションやコラボレーションの場には "食" がつきもの


co-ba の日常には、"食"が登場している気がします。


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(提供:co-ba shibuya)




例えば、月に1回、毎回違うコミュニティの人たちが出会えるように開催している交流会。一緒に食事をすることで、はじめて会った人とも自然と話ができる雰囲気が生まれています。

"食"は、緩やかに人と人を繋げる"コミュニティの潤滑油"のような役割を持っているものだと思っています。




休憩時間に"間食" すると、仕事がうまくいく


1ヶ月ほど、co-baでフィーカという休憩時間をとるように呼びかけたことがあります。

やってよかったなっていうことが、2つ。1つ目は、ON/OFFのメリハリついたので、仕事の効率があがったこと。2つ目は、関係値を越えたコミュニケーションが生まれやすいこと。リラックスした状態で話すことって、柔軟なアイディアを思いつくきっかけになるんだと思います。


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▲お菓子やお茶で休憩しながら、他の人との会話やコミュニケーションを楽しむフィンランドの習慣フィーカ(提供:co-ba shibuya)




"食"が、働くことに与える影響は意外と大きい。今回のお話を聞いて、これからも考える余地がありそうだなって思いました。


多様なチャレンジが集まるコワーキングコミニティ
「co-ba shibuya」

株式会社ツクルバが運営している会員制シェアードワークスペース。場所を共有するだけでなく、コミュニケーションやコラボレーションを行いながら、それぞれのチャレンジを実践していく場所。渋谷から、全国各地にコミュニティを拡げている。 https://co-ba.net/shibuya/


普段聞けないメーカー視点の、"食と仕事の関係"についてのお話は興味深いものばかりでした。そして初開催にもかかわらず、27名ものひとが集まってくれたことがほんとにうれしかった!

さて、Food for Working、さっそく第2回を開催します! 次回のテーマは「朝食」!!キーワードに反応した方はぜひお待ちしております。(開催日などは追って公開)


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