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2015.12.26

2016年1月19日よりKOKUYO DESIGN AWARD 2015「美しい暮らし」はじまります

2015.12.26

2016年1月19日よりKOKUYO DESIGN AWARD 2015「美しい暮らし」はじまります

2002年にスタートして、13回の開催を数えるKOKUYO DESIGN AWARDは、使う人の視点で優れた商品デザインを広くユーザーから集めて、商品化をめざすコンペティションです。今回、2015年の受賞作品をご紹介するとともに、ハイパーニットクリエイター 力石咲さん(「LUMINE meets ART AWARD 2014」グランプリ受賞)と一緒に作品の展示を行います。

《aiiima 1》 KOKUYO DESIGN AWARD 2015 受賞作品展示
「美しい暮らし」をテーマに作品を募集し、国内外1,659点の中から選ばれたKOKUYO DESIGN AWARD 2015のグランプリおよび優秀賞作品の模型、ファイナリスト作品のパネルを展示します。限りなくディテールまで研ぎ澄まされた中にも、ストーリーがあり人々の暮らしを想起させる作品たちをぜひご覧ください。
ご来場の皆様先着200名に、2015年の受賞作品およびファイナリスト作品をすべて掲載した作品集をプレゼントいたします。

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《aiiima 2》HELLO CHAIR × 力石咲 KOKUYO DESIGN AWARD 2014のファイナリスト作品「HELLO CHAIR」と、力石咲さんのコラボレーションによる、インスタレーションを展示します。文字の形をしたイスで、空間にメッセージを描き、コミュニケーションを生み出す「HELLO CHAIR」。人間と土地、空想と現実、さまざまな関係性やその背景に着目しながら、あらゆるものをニットで包み、世界をゆるやかに繋いでいく力石咲さん。両者が織り成す、新鮮でありながら、どこかほっとするような温かく柔らかなコミュニケーションをお楽しみください。

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《aiiima 3》力石咲 個展 バック・トゥー・ザ・ファイバー : 紙山水
展示によせて

 人はいつから編み物をしていたのだろう。編み物の歴史は縄文時代まで遡る。縄文の人は草がそこにあり、それを編んで生活用品とした。わたしの周りには自然はあまりないけれど、生活用品はたくさんある。それらを繊維状に裂いて編んでいく作業は無駄なようにみえるけれど、空気や重力を感じそれらと格闘する、地球とのコミュニケ〜ション。そしてやがて生活用品は、空間に帰っていく。
 モノを繊維にして編むことは、私を原始に戻し、モノを空間に戻すことでもある。部屋とモノとのあいだに境界がない、一体となった空間。そんな空間をわたしは作りたい。

 本展は身のまわりにある生活用品の中から「紙」に着目し、枯山水風の空間づくりを試みている。
 この展示が決定したあとに行った京都の銀閣寺や建仁寺、大徳寺。そこで目にした枯山水庭園の佇まいにとても感激した。自然環境に左右される屋外で、砂という脆い素材を使用した芸術が何百年と整備され続け受け継がれているという現実。毛糸という柔かく儚い素材で創作していることへの勇気をもらった。 そして、モノの無限の広がりを試みるわたしには、限られた空間に宇宙や無限を感じよ、という枯山水の思考がとても魅力的に感じられるのである。

力石咲

(協力:コクヨ株式会社)


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開催日時 2016年1月19日(火)~ 1月26日(火)
開催場所 Creative Lounge MOV aiiima 1&2&3
開催時間 11:00~20:00 ※最終日のみ18:00まで
主催者 KOKUYO DESIGN AWARD